
「急に行けなくなったけど、航空券の名前を変えられないの?」「もったいないから誰かに使ってもらいたい」。そんな状況に直面したとき、焦って誤った行動を取ると法的リスクを抱えることになります。
航空券の名義変更は原則としてできません。搭乗者を変更したい場合は、一度キャンセルして再予約するのが唯一の正規ルートです。ただし、航空券の種類によって払い戻し条件が異なるため、まず航空会社に確認することが重要です。
やってはいけないNG行動
- ❌ 名義が違うまま搭乗を試みる
- ❌ SNSや掲示板で航空券を他人に譲渡・売却する
- ❌ 航空会社に虚偽の理由を伝えてキャンセルを回避しようとする
【要注意】焦ってやってはいけない法的リスク
NG①:名義が違うまま搭乗を試みる
予約名義と搭乗者が異なる場合、約款違反として搭乗を拒否されます。さらに、名義を偽って搭乗券の交付を受けた場合は詐欺罪(刑法第246条)に問われるリスクがあります。「バレないだろう」という判断は危険です。
NG②:SNSや掲示板で航空券を譲渡・売却する
航空券の転売・譲渡は約款で禁止されています。購入者が他人名義のものと知ったうえで使用しようとした場合、詐欺罪に問われる可能性があります。
NG③:航空会社に虚偽の理由を伝える
キャンセル料を避けるために虚偽の理由を伝えると、航空会社の信用を失い、ペナルティが加重される可能性があります。正直に状況を伝えた方が、結果的に良い対応を受けられるケースがあります。
航空券トラブルを解決する具体的な3つのステップ
ステップ①:航空会社に連絡してキャンセル手続きを行う
公式サイトまたはカスタマーサポートに連絡し、予約の取り消しを依頼します。電話する際は予約番号を手元に準備してください。伝え方の例:「予約番号○○の航空券について、搭乗者の変更ができないと聞きました。払い戻しの手続きをお願いできますか」。
ステップ②:払い戻し条件と手数料を確認する
航空券の種類によって払い戻しの可否や手数料が大きく異なります。普通運賃は払い戻し可能なケースがありますが、セール運賃は払い戻し不可の場合もあります。出発日までの日数が短いほど手数料が高くなる傾向があるため、早めの連絡が重要です。
ステップ③:搭乗者本人の名前で新規予約する
実際に搭乗する人の名前で、改めて航空券を予約・購入します。元の航空券とは別の予約として扱われます。同じ便に空席があれば、同じフライトで予約し直すことも可能です。
キャンセル料がもったいないって気持ちはわかる。でも不正搭乗のペナルティと比べたら安いよ。まず航空会社に電話しよう。
相談先の一覧と次に検討すべきこと
| 相談先 | 対応内容 |
|---|---|
| 航空会社カスタマーサポート | キャンセル・払い戻し手続き |
| 法テラス(0570-078374) | 法的リスクの確認・弁護士への無料相談 |
航空券の譲渡問題の全体像を確認したい方は、航空券の不正搭乗は犯罪?違法になる基準と判断ポイントを整理をご覧ください。

